進捗(5日目)とボヤキ

こんにちは、僕を知っている人、知らない人。

本日はまとめてこの二日間勉強していたことを報告します。

 

勉強したこと

1.『アクチュアリー数学シリーズ 生命保険数理』を3章まで例題、命題を解きながらアクチュアリー記号や色々なプロダクトの理解。

2.証券外務員のお勉強。

 

これでひとまずアクチュアリー記号や累加・累減保険の仕組みはなんとなく理解できたので、あとは章末問題と過去問で実践力を身に付けたいと思います。

個人的には、基礎を速習してそれをどんどん繰り返すことが自分の勉強スタイルの1つなので、簡単なことをひたすら繰り返して理解を深めているところです。そして、基礎問題が間違えなくなったら応用問題を解く感じです。

理想は金曜日までに生命保険数理の2週目に入ることです。

 

ボヤキ

昨日、そして先週は内定先の会社の方々(友人関係)にお会いしました。

チャイニーズウォールの片側ともう片側とで、同じ会社なのにここまで違うのか、と驚きました。片側は経歴や学校での生活とか、雰囲気が完全にピカピカなエリートで、超しっかりしてそうみたいな人が…そうじゃない人も知ってますが、自分の内定先に鍵ってです(笑)。もう片側はもっと自由な雰囲気の人が多く(ある種ルーズ)、良くも悪くも人を気にしない感じです(笑)。留年している人とかも相対的に多い感じ…ですね。

 

数学の話ですが、金融工学のリスク中立確率について皆さんはご存知ですか。金融工学の世界では、自分たちの普段の世界で扱っている確率の測り方とは異なる測り方をしています。厳密ではないですが、金融商品や何かしらの金銭的価格が与えられているものについての価格のデータを考える時に「利子」について考える必要性が生じます。巷でこの言葉を聞きませんか、今の1万円札と将来(3秒後だとしても)の1万円札とでは価値が違う。色々前提を省いておりますが、カラクリは利子(0より大きい利率とする)がつく分、今の1万円は3秒後だと利子分増えちゃうわけです。これが銀行口座の金利とかですね。

それゆえ、金融工学では時間を含んだ金融資産の数値を扱うので、当然この利子を考慮する必要が生じるわけです。この時、これを考慮してくれる確率を測る道具がリスク中立確率になります。修士論文ではこれをうまく説明する必要が少しあったのですが、正直、うまく行ったのかなぁと不安なところです。次回は、確率を測ることについて少しお話ししたいと思います。

その前に、質問として皆さんは確率を数値と思ってますか?面積的なものだと思っていますか?僕は面積的な考え方を大学で測度論やルベーグ積分とかを勉強した時に感じ、それ以来確率は面積だと思っています。

 

 

 

 

 

進捗(3日目)とボヤキ

僕を知っている人、知らない人、おはようございます。

バイトもあり、進捗(2日目)は早速面倒くさくなって書きませんでしたが、昨日やったことと今日やることを報告します。

言い訳ですね、はい。

 

2日目の進捗

1.損害保険数理の積立保険の問題に馴染む。

a.単語の定義をしる(危険保険料、一時払金など)。

b.『アクチュアリー試験 合格へのストラテジー 損保数理』の基礎問題をといて、理解。あとはこいつを暗記するだけ。

2.会計・経済・投資理論の会計や経済に関する復讐

a.証券外務員を受けなければならないので、そちらで同分野の基礎的なことの復習

b.大学で受けた遠山智久先生の『サクサク読んで単位を取得 ミクロ経済学』で定期試験の前にチェックのものの復習。

 

全体的な感想:過去問分析を行ったあと、合格へのストラテジーを読んで解いてみましたが、とても使いやすい本だなぁという印象を受けました。普通に日本アクチュアリー 会の『損保数理』の教科書一本で勉強しても行けるとは思いますが、僕みたいに短期決戦の方は『合格へのストラテジー』を持っておくと良いかもしれません。なぜなら、アクチュアリー試験の他科目で出る同じような内容について言及があったり、練習問題が豊富だったりするからです。

会計・経済・投資理論ですが、間違いなく証券外務員のものよりは難しい内容を聞かれます。ただ、大学(三鷹の森にある某大学のO先生やT先生のミクロ経済学原論やO先生の中級ミクロ経済学)の講義と比べると簡単です。こんなことを言ったら怒られますが、少々誤植はあれど遠山先生のサク単!の本はお勧めです。厳密な数学へのこだわりが必要がない程度のレベルのミクロ経済学を勉強するのであれば、これ一冊で十分な気がします。

 

3日目にやること

1.損保数理の暗記項目(積立保険や再保険の基本用語や基本記号)を暗記ノートにまとめきる。

2.危険理論やコピュラ分野の過去問をベースとした問題演習。こちらは、大学院の授業でCDO(Credit Debt Obligations)のモデリングやリスク尺度(VaRやES)に関してある程度勉強をしたので、大丈夫な気がします。

3.生命保険数理の勉強を少し始める。『アクチュアリー数学シリーズ 生命保険数理』を読み始める。1章の通読と出てくる特殊な記号(チルメルなど)を暗記ノートのまとめる。

 

ボヤキ(個人的な数学の試験対策方法・勉強方法)

別に数学は超得意じゃないですが、大学や大学院では数学系の勉強をかなりしてきて、ある程度点数が取れていたので、僕なりの勉強法を伝えたいと思います。他科目にも利用できるので、興味がある高校生や大学生、資格試験を控えている方は試してみてください。

<勉強方法>

1.教科書に載っている公理、定義、定理、例を全て分解する。

2.どういう公理系の元、いろいろなものに関する議論がなされているかがわかってから、定義の暗記にまずは取り組む。

3.次に、定理を暗記する。大事な定理でも証明は暗記しなくて良くて、とりあえず理解する。大事ではない定理の証明は放置。

4.教科書の例を分析する。どのような仮定が事前になされているかを定理を復習しながら確認する。例えば高校物理の力学分野であれば、摩擦は考慮している?していない?とかをみる。すると、ある数理モデルが注目している現象の何を写出しているのかがわかる。

 

<試験対策>

1.ひたすら練習問題をとく。このときに解くスピードが知識不足で落ちると勿体ないので、練習問題をみながらすぐに参照できる教科書を開く。

2.練習問題を一通り解いたら、自信のあるものとないものに分ける。

3.自信のある問題は問題文をどのように変えることができるのか?を考えて、自作問題を解いてみる。

4.自信のない問題はなぜ、自信がないのかを考える。問題の計算量なのか、問題文から何か暗黙な了解を読み取らねばならないのか、同じ題材でも少しパラメータを変えると時方が変わってしまうのか?など。

5.最終的によくわからない問題は暗記ノートに書いてしまう。

 

僕は大体このような方法で数学とか、経済、物理、情報の授業を攻略してきました。この20年少し生きてきて、僕は相対的に瞬発的な計算や理論の大枠を掴むのが得意な一方で、記憶力や理論の細部への理解力が悪いと自覚しています。それゆえ、記憶力や細部へのこだわりを補助するために暗記ノートと読んでいる、掌より少し大きいサイズの手帳をいろんな試験科目で利用しています。そこにわからない知識や問題だけ解き、自分にとって自明なことは書くのも面倒なので書きません。

あとは、わからなくても落ち込まないメンタルが大事かもしれません。むしろ、自分をアホだと自覚して、こんなのわかるわけないから勉強しているんだ、という心の持ち方が大事な気がします。そして、少しでも勉強したら自分を褒めることかもしれません。これは大学院でロンドンにいる時、周りのUCLやLSEの頭の良い友達から学んだことです。特に、LSEの同じ学科の友達やUCLの投資銀行行きが決まった友達からは、このわからなくても落ち込まないメンタルが大事だ、ということを学んだ気がします。

 

以上です。

今日も、思いつめないぐらいにのんびり生きましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

進捗(1日目)とぼやき

おはようございます。

今日やることの予定と午前の進捗を報告します。

 

今日やることは、大きく分けて3つあります。

1つ目は、損保数理の過去問を解いてみることです。

2つ目は、会計・経済・投資の過去問分析に入ることです。

3つ目は、統計学の基礎(検定・推定、アクチュアリー程度の時系列解析(偏自己相関係数とか))の復習をすることです。

昨日、数学の過去問を解いてみました。1年分だけでしたが、大問2と大問3が完答できたものの、大問1の小問で取りこぼしがあったので、そこを着実に得点できるようにしたいです。

 

午前の進捗

1.損保数理の過去問を解いてみました。専門用語は正直よくわからないので、定義をちゃんと勉強する必要があるなって感じました。一方で、エクセス方式やフランチャイズ方式などの保険の設計方法は昨年、一時期、再保険ブローカーと縁があったことがこともあり、わかりました。他にも、再保険のところは結構答えられました。他にも、コピュラとか極値理論は金融工学の授業で勉強をしたので、そこの箇所は完答できました。

そこで、日本アクチュアリー会が出版している『損保数理』とMAHさんet alの『アクチュアリー試験合格へのストラテジー損保数理』を読んでみました。

感想として、アクチュアリー試験科目の「数学」ではやや理論的な確率・統計の計算、一方で損保数理になるとより具体的な数学の計算を扱うイメージです。それゆえ、具体的な言葉の定義や細かい数値の計算ミスが命どりになるなぁ、と思いました。

現段階で50点近くとれたので、もう少し勉強したら合格ラインの60点に届くなぁという感じです。

 

2.統計学の基礎の復習です。時系列はまだできていませんが、とりあえず『リスクを知るための確率・統計入門』で点推定・最尤法、検定の復習をバァーって問題を解いて行いました。個人的には検定でどの分布を使うのか、と言うのを瞬時に判断できればあまり問題はないのかなってイメージです。とはいえ、暗記ものなのでこれから問題演習を定期的に積みたいと思いました。

 

午後は、引き続き統計の勉強と損害保険ってそもそもなんなの?ていうところを今日の飲み会までに勉強するところから始めたいと思います。

 

ぼやき(確率と統計の同じところ・違うところ)

皆さんは確率と統計って具体的に自分の言葉で説明できますか?

確率について補足をします。「確率」と行っても頻度主義なのかベイズ主義なのか、いろいろ分かれるところはあります。ここでは、ある事象の「起こりやすさ」ということにします。

 

まずは共通点について述べます。どちらも確率分布を使い、期待値や分散といった概念を使います。それゆえ、基本的に計算するときの道具や概念は一緒、共通していると言える気がします。

 

次に違いについて述べます。確率と統計の違いは扱う①テーマの抽象度や②観察していることが違う、と僕が勉強してきた中で思います。

①について。確率は物事の起こりやすさを考えることがメインテーマです。自分たちが観察対象、もしくは興味を持っていることについて「抽象的・理想的」な状態では、それがどう振舞うのか?ということを考えています。そして、その「理想」からモデルを立て、自分たちが考えていることは〇〇っぽい特徴を持っているのだろう、と結論を立てている印象です。

一方、統計学は実際に得たデータから何か結論を立てていることが多い、と僕は感じます。より、具体性の高い問題を扱います。

 

②について。確率は、対象とする母集団が全体にある振る舞い(確率分布に従う)から、その中にある気になっている個別の事象は、〇〇っぽいと全体から局所的なものについての話が多いと思います。例えば、当たりと外れの2種類のクジしかない宝くじを考えます。宝くじがどれぐらい当たりやすいとかの確率を考えるとき、全体に含まれる当たりと外れの割合が〇〇だから、当たりが出る事象は〇〇っぽいと言う結論になります。

統計は、確率とは逆の発想にあると思います。個別の事象から全体がどうなっているんだ?と言うことがテーマになっている話が多いと思います。同じ宝くじを引いているとしましょう。自分が引く宝くじの当たりと外れの割合を知らず、ただ合計で10000枚あるとしましょう。5枚買ってみたら、1枚当たって4枚外れてしまいました。そこで、5枚だけではなく、全体でどれぐらい当たりやすいのかな?であったり、自分が宝くじを買うために支払った金額に対するリターンは全体でいくらか?どれぐらい期待できるのか?であったりを計算・考えるのが統計な気がします。

 

以上です。

では、良い一日を。

攻略方法

僕のことを知っている人、知らない人、こんにちは。

今日はもしブログ作成者である僕が受かった場合、僕と似たような経歴や勉強をした人だとどれぐらいで受かるのかがわかるように、その補足と予定攻略方法を記載します。

 

勉強してきたこと

大学:理論物理(平衡統計力学)、経済学(ミクロと金融が多め?)

大学院:金融工学(いわゆるオプションプライシング)、確率論

ざっくりしすぎなので、参考までに読んだ教科書をいくつか述べます。

大学時代は田崎先生の『統計力学I』『統計力学Ⅱ』、成田先生の『確率解析への誘い』、西森先生の『スピングラス理論と情報統計力学』、伊庭先生et alの『計算統計Ⅱ』とかを読みました。あとは吉田先生の『ルベグ積分入門』とか読みました。

大学院時代はJon Hullの『フィナンシャルエンジェニアリング』、シュレーブとカラザスの『ブラウン運動と確率積分』とかを読みました。あとはJon Daniellsonの『Financial Risk Forecasting』あたりを読みました。

それゆえ、時系列解析、統計学あたりはあまりやったことがないです。確率系の勉強はそこそこしたと思います。

 

攻略方法

①過去問をまずはとく。

②過去問で出てきた専門用語を調べ、指定教科書を流し読みする。問題演習は基本的に教科書の問題を解くことにする。

③数学は統計分野が自分は怪しいので、『リスクを知るための確率・統計入門』で適宜問題演習を行う。

④ひたすら過去問を解く。

 

このような攻略方法を取ろうと思う理由は、大学や大学院である程度確率に関する難しい問題を見た気がするからです。それゆえ、確率をいきなり見ても数学あたりなら現状態でも難なく解ける気がして、何が足りて何が足りていないのかの分析がすぐできると思うからです。

 

次回からは金融工学分野、金融工学に関わる数学で個人的に大事だな・面白いなっと思うことを書いていきます。ときには解いている問題や、題材にしている関数の理論背景がわかるような図とかをpythonで書いて公表したいとも思っています。

あと、僕はすぐに飽きて勉強しなくなりそうなので進捗を書きます。

ざっくりこんな感じですね。

 

 

3ヶ月でアクチュアリー一次試験5科目突破を目指す

僕を知っている人、知らない人、どうも初めまして。

ひょんなことからアクチュアリー資格が欲しいなと思ったので、これから3ヶ月でアクチュアリー資格を目指すブログです。

そして、アクチュアリーって巷の人がいうほど難しい資格なのか?と疑問に思ってしまった自分がいるので怖いもの見たさでこの企画をはじめました。

 

僕は学部時代に理論物理学と経済学を、大学院生時代には金融工学を勉強しました。

修論の結果がまだきていないので、ひょっとしたら来年も金融工学をやっているかもしれません。

 

このブログの目的は、自分が真剣にこの一次試験5科目を突破するためのモチベを保つため、そして確率や統計をうまいこといろんな人にポイントを抑えてもらうためであります。

今まで、確率論を勉強するときの例は結構堅いものが多かったと思いますが、それを焼き直しにかかっている次第であります。直感的な、もっと身近な例はいくらでもある、僕はそう思うわけです。

 

数学の内容を記述する時は簡単目にやることを心がけるので、確率や統計に興味がある高校生や大学生、大学院生、ひょっとしたら社会人の方々、ご一読頂けると本人のモチベにつながります。

間違えがあれば、ご指摘いただけると嬉しい次第であります。